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寺泊 養泉寺

養泉寺は文禄3(1594)年、信濃国(長野県)水内郡長沼村の歓喜踊躍山浄興寺の僧浄明が開いたお寺です。宗派は真宗大谷派。山号は光澤山。「つやさん」と読みます。


by yosenji
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つわぶき祭り 庭園公開(平成29年) レポート

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10月14日(土)~11月19日(日)。
約1ヶ月間に亘って開催されていた「寺泊 つわぶき祭り」ですが、今年も無事に終わりました。

「無事に」と書きましたが、実際毎週末になると天気が崩れたり、期間中荒れる日が多かったり。
なかなか思い通りにならないなぁということを痛感した1ヵ月でもありました。

期間中、養泉寺でも庭園公開を開催し、多くの方に庭園を見てもらうことをご縁として、仏様に手を合わせていっていただきました。
また、期間限定で開催した和紙人形展も好評をいただきました。
ほんの一部ですが、それらの様子をお伝え出来ればと思います。

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つわぶき祭り期間中、いつでも庭園を見ていただけるように準備していました。
ぽつりぽつりと来られる会ったこともない方。

ある女性2人組は、親子の様に見えました。
「去年来たかったのですが来れなくて。今年は絶対来ようと思って。」
そんな話から、住職と楽しそうに談笑していかれました。
歴史や寺に興味のある方はおられるもので、この方々もかなり真剣に、また目を輝かせて庭園を見たり、客殿を見たりしていかれました。

きっかけは何でもいいのかも知れません。
寺があり人がいる。
それだけで何か嬉しいし尊い。
そんな風に思います。

ある方は同宗派の寺の御門徒さんとのこと。
本堂にお参りさせて下さい、ということで、お参りだけされていきました。

この期間を機会に、お茶を飲みに来て下さった顔見知りの方もおられました。
「お久しぶりですね~!」
じっくりと話をして、寺で過ごしていかれました。

実際いつもと違うことをしている感覚は全くというほどなく、「あ、そういえば今期間中なんだな」ぐらいな感覚でした。
いつも通り、寺を訪れて来て下さった方を迎え入れ、お茶を出し、お話をする。
ただそれだけでした。

365日、いつだって庭園は公開されているので、その延長線上で構えもなく迎え入れることが出来ていたように思います。

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10月22日、29日の2日間。
それぞれ1日2回、史跡巡りの町歩きツアーが組まれ、そのコースに養泉寺の庭園・客殿が入っていました。
ガイドさんと一緒に各回数名の方々が来られ、思い思いに庭園と客殿を見ていかれました。

両日ともに雨模様の天気で足元が悪く、靴やズボンの裾を濡らしながら来られた皆さん。
「あいにくの雨ですね~」と声を掛けると、「でもお庭の緑が際立って綺麗ですよ~」とある方は遠くを見るようにしながら答えて下さいました。

住職も一人一人と向き合いながら、庭園のこと、客殿のこと、この寺の歴史のこと、寺泊のこと、たくさん話していました。
歴史好きのため、時に力が入り過ぎてしまってるかな(?)ということもありましたが、それもそれでいいんじゃないでしょうか(笑)

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11月1日~5日の5日間。
広間を会場に、期間限定で地元の和紙人形作家、五十嵐ヨイさんの作品展示を行いました。
「あまり宣伝しないで下さい。知ってる方にちょっとだけ見てもらえればそれで…」
控え目で照れ屋な一面がある方だと感じました。
それでいてとても真面目で人当りも丁寧で、会話をしていても楽しかったです。

そんな五十嵐さんの作品は一つ一つが本当に素晴らしく、一気に和紙人形の世界に引き込まれてしまいました。
そのどれもが五十嵐さんの人柄をそのまま織り込んだように丁寧で、彼女の人生の歩みを感じました。

お友達が2人見に来て下さった時、私がスリーショットの写真を撮ってすぐにプリントしプレゼントしたことがありました。
その時、今までこんなに感謝をされたことがあっただろうかと思うほど感謝をされました。

「プリンターですぐに印刷してきますからちょっと待ってて下さい!」
そう言った時の皆さんのきょとんとした顔。
出来上がった写真を持って行った時、「暗室に入っていくのかと思ったわ!」と言われて大笑いしたこと。
私にとってはとてもいい思い出になりました。

五十嵐さんをはじめ、見に来て下さった皆さん、また、準備から後片付けまで手伝って下さったボランティアの皆さん、ありがとうございました。

追記。
この和紙人形展のスタッフとしてご協力していただいた方の投稿が、後日新潟日報に載りました!
ご一読下さい。

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期間中、庭園は秋の深まりに伴ってどんどんとその色を変えていきました。

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11月10日前後には、紅葉が最高の見頃を迎えました。
天気の悪い日が多かったのですが、その中で恐らく一番紅葉が綺麗だったと思われる日に撮った写真です。
少しですが、その様子をお裾分け出来れば幸いです。

つわぶき祭りはこうして終わりました。
実行委員会の皆さんには、今年の反省点をしっかりと検討し、次回に生かしていって欲しいと思います。
養泉寺としても、出来る協力であれば惜しまずにしていこうと思っています。

まだまだ「寺は敷居が高くて入りにくい所」というイメージを持たれている方も多い様です。
実際、境内まで来たのに、声を掛けても、「いやいや中はいいです!」と言って石段を下りていく方もおられました。
仕方がないことですが、一歩中へ入っていただければ色々感じていただけただろうに、という思いもありました。

寺は敷居が高くても入っていい場所です。
入ってみれば高いのは敷居ではなかったなぁ、と思ってもらえるような寺を、養泉寺はこれからも目指して行きます。

もう紅葉も終わり、これから寒い冬に向かいます。
皆さん体に気を付けて、一日一日をお過ごし下さい。

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by yosenji | 2017-11-20 00:01 | 養泉寺の雰囲気を知る | Comments(0)