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寺泊 養泉寺

養泉寺は文禄3(1594)年、信濃国(長野県)水内郡長沼村の歓喜踊躍山浄興寺の僧浄明が開いたお寺です。宗派は真宗大谷派。山号は光澤山。「つやさん」と読みます。


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東北連区児童教化指導者研修会(平成29年) レポート

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3月1日(水)~2日(木)の2日間。
横浜を舞台に、東北連区児童教化指導者研修会が行われ、三条教区から一名、私が参加してきました。
この研修会は、「東北連区」と呼ばれる大きな括りの中で、児童教化連盟のある4つの教区が持ち回りで開催し参加し合っている研修会です。
前回は山形教区が山形で開催、今回は東京教区が横浜での開催を設定して下さいました。

今回は、「ひとりの声を聞く」というテーマでした。
現代に生きる子どもたちの声をどう聞くのか、どう聞いているか、様々な事例を聞かせていただく中で、いろいろと考えさせられた研修会になりました。

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桜木町駅前のホテルの一室にて受付け、そして挨拶の後に皆で勤行し、研修会はスタートしました。
今回は、東京教区茨城1組西念寺御住職であり、スクールカウンセラーでもある、光林智暁師を講師としてお迎えし、スクールカウンセラーとして身を置く現場の中から感じられていること、取り組んでおられること等をお話し頂きました。

普段、多くの子どもと関わり相談を受けている中で、今とても多い子どもの傾向は、頑なに「自分に価値がない」「いない方がいい」という思いを持っている、ということでした。
それは逆に言えば、自分に価値を感じたいという叫びの表明でもあると教えていただきました。
これは、普段私自身も子どもに限らず様々な年代の人と関わる中で少なからず感じることです。

これに対しては、あなたがどんな人かということと、あなたが自分に価値があると思えるかどうかということは、イコールではないのだということ。
そして、今、自分に価値があると思えなかったとしても、そんな自分を責めないでほしいということ、あなたが悪いのではないということを先生は切実に訴えておられました。
しかしその中で、人というものは分からないものですね、とも言われていました。

こうすれば自分の価値に気付くことが出来る、自分の存在意義を取り戻せる。
そういった方程式は、他者からのアプローチにしろ、自分自身の気の持ち方にしろ、究極的にはないのだと思います。
そういう思いを持つ時にはそれこそが事実で、他の人に何を言われてもそうなのだと思います。
でも、その声をいい方向に向けるためにどうするのか、と作戦を考える前に、その声自体を聞くことが大切なのだと思いました。
聞いても何もできないのではなく、聞くことが最大のできることなのだと。
「ひとりの声を聞く」というテーマは、「話す」と「聞く」、その最も単純にも思える人間の行動の大切さを再確認させてくれるようなテーマだったなぁと、今書きながら思い返しています。

他にも、愛着をめぐる様々な問題の事例や虐待に発展する様な事例、発達障害について等、約2時間の内容の濃い講義でした。
光林先生、ありがとうございました。

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その後は、宿泊するホテルにチェックインし、横浜の夜景を見ながら屋形船に乘り、懇親会を行いました。
東京教区の方々が一生懸命に準備して下さり、こんな経験したことのない素晴らしい時間を過ごさせていただきました。
クリスタルな夜景に、畳敷きの味のある屋形船。
そのギャップが何とも言えぬ雰囲気を作り出し、皆さん思い思いに今日の講義の感想やそれぞれの地域での寺院の話、法務の話等、お酒の力も手伝って、熱く語り合うことが出来ました。

料理もとても美味しく、天ぷらもその場での揚げたて。
差し入れで持って行った日本酒はあっという間に空き瓶になりました。

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途中、外を見るとあいにくの雨模様。
夜霧がうっすらと空気を包んでいました。
それでも、横浜の夜景はとにかくきれいでした!!

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2日目の朝はまず、真宗大谷派本願寺横浜別院に参拝。
皆でおあさじを勤めました。
初めてお邪魔しましたが、とても立派な建物で、内装もきれいでした。
以前三条別院におられた先輩とも会う事ができて、楽しく話して嬉しかったです。
また横浜別院では、弟がコンサートで呼んでいただきお世話になったこともあります。
人はどこでどう出会うのか、本当に分からないものだなぁと思いました。

御輪番にお話をしていただき、昔はご自分も児童教化に携わっていたことがあるというお話や、その時の印象に残った先輩の言葉等紹介して頂きました。
その後は会議室にて連区協議会を行いました。
次回のこの研修は三条教区が担当です。
私の児童教化連盟幹事としての任期はもうすぐ終わりますが、児童教化は続きます。
研修会についても、何らかの形で関わることになるでしょう。
次回の構想を早くも頭に浮かべつつ、協議会を終えたことでした。

その後は各班に分かれて横浜の町をフィールドワーク。
ゲーム的な要素も兼ねていたので、各班で道順や時間配分等を決め、横浜別院を出発しました。

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フィールドワークは、決められたチェックポイントの中から自分たちで行く場所を選び、行った証拠として写真を撮って来るというものでした。
各チェックポイントに得点が割り振られているのですが、どこが何点かは最後に発表、という仕組みです。

そんなチェックポイントの一つ、ランドマークタワーから見下ろす景色。
昔の写真と比較できるようになっていて、随分と開発されたことが一目で分かりました。
ミニカーのような車と蟻のような人を眺めつつ、想像もできない未来へと現在進行形で進んでいく街に、希望と不安を覚えました。

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フィールドワークのゴール地点、氷川丸。
次々と集まってくる各班の人たち。
各班の得点を発表し、それぞれに景品が渡され、皆で大きな拍手で讃えました。

街を丸ごとコースにして楽しむ。
大人ばかりだから出来ることかも知れませんが、場所とやり方によっては子ども会や別院での奉仕団等でも応用することが出来るなぁと思いました。
ゲームとして楽しみながら、また同時に、観光も楽しむことが出来ました。

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今回の参加者の皆さん。
最初にも書いた様に三条教区からは私一人の参加でしたので、全ての方が他教区の方です。
仕事上知っている方もいますが、初めて会う方も当然多く、戸惑いながらのスタートでした。
それでも最後には自然な関係になり、昼食を一緒に食べて帰路に就きました。

こういった地域を越えた研修会というのは、企画や準備も何かと大変だと思います。
東京教区の皆さんには最後までおんぶに抱っこでお世話になりっぱなしでした。
素晴らしい研修会をありがとうございました。

次回は三条教区が主催です。
過去参加したこの研修会の変遷を思い出しつつ、何か発展性のある研修会を企画したいと今から考えています。
その時にはまた地域を越えて、たくさんの仲間たちとまた会いたいと思います。

来週は名古屋で研修会です。
研修会続きの3月前半です。
体調に気を付けて、元気に乗り切りたいと思います!

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by yosenji | 2017-03-05 21:01 | 養泉寺以外の行事レポート | Comments(0)