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法中講(平成28年) レポート

6月16日(木)。
養泉寺の法中講が勤まりました。

今回は3ヶ寺の法中寺院方より参集いただき、それぞれ法話をお聞きしました。
こうしてゆっくりと法中寺院方のお話に耳を傾けるということは、この法中講でしか出来ません。

横浜からお墓参りにたまたまいらしていた方も聴聞に加わりました。
そんな偶然も手伝って、とても尊い梅雨時期の一日でした。

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願念寺さまの法話。
寺院での生活を通しての悩みや、そこで感じられていること等について、静かに丁寧にお話し下さいました。
「緊張してます…」と言っておられましたが、とても堂々とされていました。
年が近いこともあって、私も公私ともに仲良くさせていただいていますが、控え室でも色々とお話しできて嬉しかったです。
ある御門徒さんは、「願念寺さまのお話が自分にはとても響きました」と、数日後の月参りの時に話して下さいました。

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浄善寺さまの法話。
ずばり「聞」をテーマとしたお話でした。
浄善寺さまは、親戚ということもあり(この御住職は私のはとこに当たります)、普段からのつながりも深いですが、毎年お話を聞く度に新たな一面を発見させてもらっている様な気がします。

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結びは興琳寺さまの法話。
興琳寺さまのお話はいつも現在進行形の聴聞の告白です。
ご自身の生活、悩みながら考えていること、社会情勢、そしてお念仏。
面白いからじゃなく、でもいつまでも聞いていたい、いつまでも聞かせてほしい、そんなお話だしそんな人です。
こうして三人の法話が終わり、お斎へと移りました。

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法中講のお斎。
五目寿司に漬け物、心太、豆腐の味噌汁、二色白玉団子。
白玉団子は境内のよもぎと、寺泊小学校に登る途中にあるくわ苺のお団子です。
妻が寝る時間を惜しんで試行錯誤を繰り返して作ってくれました。

だけどお参りに来られた方が少なかったので、どれもたくさん余りました。
翌日の夜まで毎食五目寿司を食べました(笑)
お寺ではよくあることです。
「お参りで大事なのは人数じゃない」なんて言いつつも、やはり気になってしまう私です。
自分が聞く、ということをもっと大切にしなさい、と、皆さんが一緒になって教えてくれているのでしょうか…。

それはともかく、口の周りにお弁当を付けながらこの五目寿司を毎食頬張る子どもたちを見ていると、これはこれでいいもんだなぁと思いました。

法中寺院方、御門徒の皆さん、家族、皆のお蔭で無事にこうして勤まった法中講。
ありがとうございました!

by yosenji | 2016-06-19 18:00 | 行事レポート(養泉寺)

養泉寺は文禄3(1594)年、信濃国(長野県)水内郡長沼村の歓喜踊躍山浄興寺の僧浄明が開いたお寺です。宗派は真宗大谷派。山号は光澤山。「つやさん」と読みます。


by yosenji
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