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真宗大谷派三条別院 お取り越し報恩講(平成29年) レポート

2017年11月5日(日)~8日(水)。
三条別院のお取り越し報恩講が勤まりました。

期間中は大勢の方々より足をお運びいただき、お参りをいただいたことです。
ありがとうございました。

「5日~8日」と書くと、「あぁ、報恩講は4日間なんだな」と伝わると思います。
しかし、真宗門徒は毎日が報恩講、365日全てが報恩講であることを、この4日間で再確認する。
そんな期間ではないのかと思います。

言い方を変えれば、本当に日々を報恩の日暮らしとして、お念仏の生活としていただいているだろうか。
改めて問われる期間と言ってもいいと思います。

自分で書きながら、耳が痛い話です。
今回、なかなか時間が取れず、三条別院の報恩講には十分な加勢が出来ませんでした。
その中、2日の事前準備(駐車場の区画決め、ライン引きをしました)、7日の大逮夜法要への出仕(第11組若手出仕ジャック)、8日の後片付けには、駆けつけることが出来ました。
皆さんが心を込めて作って下さったお斎もいただきました。
そこで、あまりに多くの方々がそれぞれの場所で動いている姿を見て、今回殊更感動しました。
今までも同じ様な光景を見ていたはずなのですが…。

今、三条教区では教化研修テーマとして、報恩講の今とこれからを考えるということが掲げられています。
これは、今に限らず、言うまでもなく重点項目です。
報恩講は一年で一番大切な仏事だからしっかり勤めたい、たくさんの方にお参りしていただきたい。
これは、大谷派僧侶にとっては基本でしょうが、御門徒の皆さんにとってはまだまだ浸透しきっていないのでしょう。

しかし、御門徒の皆さんにとっての基本的なことが、僧侶の我々にとって浸透しきっているといえるでしょうか。

僧侶も門徒です。
御同朋・御同行の精神を、今一度確かめなければいけないのではないだろうか。
報恩講の今とこれからを考える時、まずは今ではないでしょうか。
そんなことを少し考えさせられた、今年の三条別院お取り越し報恩講でした。

真宗大谷派三条別院 お取り越し報恩講(平成29年) レポート_d0266465_10314785.jpg
準備も大詰め。月が見ている中、幕張りが進む。2日。

真宗大谷派三条別院 お取り越し報恩講(平成29年) レポート_d0266465_10315688.jpg
お斎のメニュー。皆さんの手間暇が詰め込まれています。7日。

真宗大谷派三条別院 お取り越し報恩講(平成29年) レポート_d0266465_10320464.jpg
車でいっぱいの境内と、別院本堂。8日。

by yosenji | 2017-11-10 01:00 | 養泉寺以外にも目を向ける

養泉寺は文禄3(1594)年、信濃国(長野県)水内郡長沼村の歓喜踊躍山浄興寺の僧浄明が開いたお寺です。宗派は真宗大谷派。山号は光澤山。「つやさん」と読みます。


by yosenji
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